2016年4月13日水曜日

言葉(言語)の重要性を実感した出来事

今回は、昨年自分がアルバイトをしていたときに体験した話です。
ものすごく心に残った出来事なのでシェアさせていただきます。

「言葉が話せないおじさんと会話する」

通信関係(携帯など)のアルバイトをしていました。店の外でキャッチをしていると電動車椅子に乗ったおじさんがずっとこっちを見つめていました。「どうしましたか?」と声をかけても答えはありませんでした。そのおじさんは言葉が話せませんでした。言葉は何も発しないけど、ずっと左手をガサガサと動かしていました。方向転換したいのかなと思って車椅子を押してあげようとするとおじさんは首を横に振りました。

左側に回り込んでみると、おじさんは左手でひらがなの文字盤を取り出そうとしていました。そして、書かれた文字盤のひらがなを一つ一つ指差し始めました。僕に何かを伝えようとしました。

自分はおじさんが指差したひらがなを復唱しながら、おじさんが何を伝えたいのか理解しようとしました。体に障がいがあるため指が震えて正確に指差せません。おじさんは、僕が違う言葉を復唱してはやり直し、理解できるまで必死に伝えようとしてくれました。意思疎通ができたとき、おじさんはものすごく喜んでうなずいてくれました。

どうやらおじさんは他社からA会社に乗り換えをしたいようでした。しかしいろんな条件が合わず、また今度来ると言って帰って行きました。帰るとき、笑顔でたくさん会釈をしてくれました。それは「聞いてくれてありがとう」と言っているかのようでした。

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この出来事を通して学んだことがあります。

それは、『言葉(言語)の重要性』です。





言葉を話せないおじさんとコミュニケーションを取るということは普通に考えれば不可能なことでした。しかしそれは、「文字盤」と「ひらがな」という『共有できる言語』があったことで可能となりました。そして共に分かり合えた喜びを感じました。

いくら話したいという気持ちや、伝えたいものがあっても、それを伝えるための手段がなければ共有ができない。グローバルな視点で考えるとき、異文化間のコミュニケーションであれば『外国語』という言語が必要なのではないでしょうか。

共有できる言語が一つでも多くあるとき、世界が広がる。そして分かり合える喜びを感じることができる。もっとたくさんのことを知りたい。発信したい。分かり合いたい。それを可能にするのが『言語』だと思います。

だから、英語や他の言語をもっともっと頑張って勉強しましょう!!!

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最後まで読んでいただき
ありがとうございました(((o(*゚▽゚*)o)))♪

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